2026/01/27 10:41


檜(ひのき)無塗装製品のお手入れについて

無塗装の桧(檜)製品は、
塗装品と比べて繊細そうに見えるかもしれませんが、
実際には過度なメンテナンスを必要としない素材です。

日常的な使用の中で起こる変化も、
檜材の特性を理解していれば
比較的簡単に対処できます。


基本的な考え方

檜は、

  • 無塗装でも触感が成立しやすい

  • 表面を削り直すことで質感をリセットできる

  • 水分に対して比較的おおらか

という特徴を持っています。

「傷まないように触らない」より、
普通に使い、必要に応じて手を入れる
という付き合い方が向いています。


凹み・軽い傷がついた場合

軽い凹みであれば、
水分を与えることで目立たなくなる場合があります。

対処方法

  • 凹んだ部分に少量の水を含ませる

  • しばらく置いて、木が水分を吸うのを待つ

  • 自然乾燥させる

これは、
木材の繊維が水分を含んで戻ろうとする性質を利用した方法です。

※深い傷や割れには効果がありません。


表面の汚れ・使用感が気になる場合

無塗装の檜は、
使用とともに色味や触感が変化します。
年月とともに美しい飴色に変わる様は、モノと過ごした歴史として
価値あるものと捉える方も多くいらっしゃいます。

一方、それを「劣化」と感じ元に戻したい場合は、
紙やすりで表面を軽く整えることで、
新品に近い質感に戻すことができます。
※塗装品は塗装が剥げるため磨かないでください。あくまでも無塗装品に限ります。

対処方法

  • 細かめの紙やすり(#400〜#600程度)を使用

  • 木目に沿って軽く表面を整える

  • 粉を払う

この方法で、

  • 色味が明るくなる

  • 香りが戻る

  • 触感がリセットされる

といった変化が起こります。
局所的に力を込めてこするとへこみが出ますので、
均一に優しく整えてください。

無塗装ならではの、
「やり直しが効く」手入れ方法です。


水濡れについて

日常的な水濡れであれば、
すぐに拭き取って乾燥させれば問題ありません。

ただし、

  • 水に長時間浸す

  • 濡れたまま放置する

  • エアコン、ヒーター、直射日光などで急激に乾燥させる

といった使い方は避けてください。変形や割れの原因になります。


保管・使用環境について

檜は比較的安定した木材ですが、
以下の点には注意が必要です。

  • 直射日光に長時間当てない

  • 極端に乾燥した場所に置き続けない

  • 急激な温度・湿度変化を避ける

これは檜に限らず、
無塗装木製品全般に共通する注意点です。


無塗装製品との付き合い方

無塗装の檜製品は、

  • 使いながら変化する

  • 手を入れることで戻せる

  • 完璧な状態を保つものではない(色合い等の変化を愉しむ)

という前提で付き合う素材です。

その分、
道具としての距離が近く、
手入れを含めて使い続ける楽しさ
があります。


無塗装の檜製品は、
特別なメンテナンスを必要とせず、
軽い手入れで状態を整えながら使える素材です。
表面を整えることで質感をリセットできる点も特徴です。